この足裏CTスキャンは、ある逆境の中から生まれました。
それは、以前に勤めていた整骨院でのことです。
過去の怪我が身体に影響することが分かっていた僕は、患者さんに既往歴を聞き出そうとしました。
ところが、「そんなことをいちいち聞くな」と当時の副院長に制止されたのです。
これにより、患者さんに既往歴を聞くことが出来なくなってしまいました。
それでも、聞き出さずに何とかその人の問題となる場所を見極める方法は無いかとずっと模索し続けたのです。
そしてある時ふと、全身を映し出す鏡である足を診ることで、悪いところを特定出来るのでは?と閃いたのです。
話が前後してしまいますが、僕はこの足裏CTスキャンが生まれる前から、足部の歪みを正すことで全身の整体を行なっていました。
一時期は、足の歪みが身体の不調の一番の原因だと思っていた時期もあるくらいでした。
実際、足の調整にかなりの時間を掛けていました。
そんな足マニアだったことが幸いし、足で原因を突き止めようという発想が生まれたのだと思います。
そうして施術の度に、足を触診してどこに硬さが出ているのかを調べ、その硬さのある部分と身体の繋がりのある所を照らし合わせ確認し、足と身体の相関関係を研究し続けたのです。
あの時、副院長から制止されていなければ、この足裏CTスキャンは生まれていなかったかも知れません。
足裏CTスキャンは、逆境から生まれたのです。
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