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手あて快復整体道ブログ

整体に力は要らない

整体には様々な手技や調整法が存在する。


その中で残念ながら、力ずくで筋肉を緩めようとしたり、関節を動かそうとする治療家が見受けられます。


硬くなっている筋肉や関節を力で何とかしようとするのは、何も考えずに安直に行っているとしか思えない。


そして力任せの手技は、患者さんの身体を痛めてしまう可能性が高いです。


断言しますが、整体に力は不要です。




身体のことを理解していない素人の患者さんが、強い方が効くのではないかと思ってしまうのは、致し方ないことだと思います。


しかし、プロであるべき治療家が、力任せに手技を行うことは素人同然と言っても過言ではない。


なぜなら、的確に必要な場所に手技を行えば、力を使わなくても緩めることが出来るからです。


力任せに手技を行う治療家は、それが出来ないために力技に頼っているのか、強い方が効くと思っているのだろう。




筋肉や関節が硬くなるのには、もちろん理由があります。


使い過ぎによるもの、不良姿勢によるもの、過去の怪我によるもの、寝違えなど、理由は様々です。


大事なのは、何が原因で硬くなってしまっているのかを見極めることです。


その原因にアプローチすれば、筋肉や関節の硬さを緩めることが出来るからです。




一つ例を挙げます。


肩甲骨と脊柱の間に、上後鋸筋という呼吸を補助する深層筋があります。


この筋肉が緊張すると、背中に強い痛みを感じます。


この筋肉を緩めようと強い力でグイグイ揉んだとしても、決して緩みません。


なぜなら、上後鋸筋は単独で緊張しているのではなく、必ずある筋肉の影響を受けて硬くなるからです。


そのある筋肉とは、ふくらはぎにある後脛骨筋です。


後脛骨筋が緊張すると、その影響を受けて上後鋸筋が緊張するのです。


つまり、上後鋸筋の緊張を緩めたければ、後脛骨筋を緩めればいいのです。


後脛骨筋の緊張が緩めば、上後鋸筋の緊張も勝手に緩むのです。




力任せに緩めようとする治療家は、緩まないと益々力を強めて緩めようとしがちです。


しかし、先ほどの例のように、原因が他にあるケースも多々あるのです。


その見極めが出来ないと、問題を解決することが出来ません。




筋肉の緊張や関節の歪みをどのように緩めるかは、治療家に委ねられています。


僕はもう14〜5年前から、患者さんに負担を掛けない安心安全な手技を心掛けてきました。


そして辿り着いたのが、「手あて療法」と「間接法」です。


共に力は要らない手技となっていて、安心安全で尚且つ効果が高いのが特徴です。




あなたがもし力ずくで緩めようとする治療家の施術を受けていたら、すぐに受けるのを止めるべきです。


効果がないばかりでなく、身体を痛める可能性が高いからです。


身体を良くするために施術を受けているのに、逆に痛めてしまうという本末転倒な事態になってしまうのです。


的確に原因を見極めることが出来れば、力を使わなくても緊張を緩めたり、関節の歪みを正すことが出来るのです。


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