もう半年くらい痛みが続いてる。
背屈、掌屈どちらも痛い。
結論を先に言うと、この男性の痛みは、右足首捻挫に伴う右足小趾中足骨骨折が原因です。
骨折したのが7年前。
だいぶ前になるので、本人もはっきりとどこを骨折したかは覚えていないのだが、圧痛が著明なのが右足小趾中足骨基底部の辺りなので、そこで間違いないだろう。
ただ、骨折した部分だけでなく、遠位脛腓関節、距骨下関節、環趾・母趾中足骨ラインなどに硬さが出ている。
手首と足首は、相関関係にあります。
同側に相関関係があるため、右足首の硬さが右手首に出ているのです。
間接的に影響が及ぶため、この男性のように最近になって時間差で痛みが出ているのです。
まず、この相関関係を理解していないと右手首に問題があると勘違いしてしまうのです。
施術は、骨折した部分や遠位脛腓関節など硬くなっている場所や動きの悪い関節を緩めていきます。
ただ、骨折を伴うひどい捻挫だったようで、数回の施術で痛みを取ることは出来ませんでした。
しかし、このところやっと痛みが施術後に取れるようになってきました。
今後は痛みが戻らないための施術をしばらく続けていく必要があります。
この男性のように、骨折が原因で痛みが出ることが多々あります。
この男性は特別ではありません。
過去に何度もそのような症例を診てきました。
厄介なのは、痛みが骨折した部分とは別の場所に出ることです。
まずは、骨折が痛みの原因となり得ることを知っておきましょう。
原因の見極めが何より大事です。
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