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手あて快復整体道ブログ

首を右後方へ動かすと右肩に痛みが出る30代男性。後編

前編がまだの方はこちら↓

首を右後方へ動かすと右肩に痛みが出る30代男性。前編




右顎が強く緊張してしまった男性。


それには、毎日行っているある習慣が影響していました。


その習慣とは、習字です。




男性は、字が綺麗になりたいという理由で、毎日の習慣として習字を取り入れています。


お手本を左側に置いて書くため、左、正面、左、正面の動きをくり返します。


この習字の時の首の動きが関係していたのです。




どういう事かと言うと、首の癖を診た時に、この左回旋の癖が出ていたのです。


左回旋する癖があるため、右顎が前に出やすいのです。


癖なので、これは無意識のうちにそうなってしまうのです。




右顎が前に出やすい中で、バーベルを肩に乗せてスクワットすると、どうなると思いますか?


食いしばった時に、右の方が強く噛み締めるのです。


試しに、少し左向きで強く噛み締めてみてください。


どうですか?

右顎の方にばかり力が入っていませんか?


これが、今回右肩の痛みに繋がったのです。




整理すると、

毎日の習慣で習字をしている

首に左回旋の癖がつく

その癖がある中で、バーベルを肩に乗せてスクワットした

右顎で強く噛み締めた

右仙腸関節が硬くなり、右股関節が詰まる

右大腿四頭筋や右ハムストリングスが硬くなる

右大腿直筋の張りが、右大胸筋に影響

右肩が前方へ引っ張られる

首を右後方へ動かすと右肩に痛みが出る


右肩の痛みの原因を辿ると、こんな感じになりました。




どうしてここまで辿ることが出来るのかと言うと、なぜ?を突き詰めるからです。


なぜ右肩が痛くなったのか?

寝違いではなさそうだが、じゃあ何が原因なのか?

そう言えば、トレーニングをやっているから、そこで痛めたのか?

同時に脚を屈曲させるスクワットで、なぜ右顎が強く緊張しているのか?




この男性だけではないが、施術中は常になぜ?を突き詰めて考えています。


そうすることで、単に症状を診るのではなく、その更に先にある根本的な発生原因を特定しています。


ここまですることで、より痛みが出にくい状態にすることが出来るのです。


整体とは、骨盤矯正してお終いのような単純なものではない。


大変奥深い世界なのです。


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