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立っているだけで、右腰が痛くなった30代女性。後編

通勤時間が延びたことで、右腰に痛みが出た女性。


しかし、痛みの原因は右側ではなく、左側にありました。


その原因とは?




それは、中学3年間と短大2年間でやっていたバドミントンにありました。

※高校は帰宅部。


バドミントンでは素早く、効率的に多くの距離を移動するために、バッククロスステップが一般的に使われます。


ラケット側(この女性は右側)の足の方にもう片方の足を引きつけて、引きつけた分、またラケット側の足の方を前に出す。


左脚を内側に引きつけるため、日常生活とは異なる動きになります。


そんな動きをなん度も繰り返すため、左股関節・左膝関節・左足関節にその癖が残っていたのです。




通勤時間が短い時は、何ら問題はなかったのですが、長い時間立ちっぱなしになったことで、この癖の影響が表面化したのでしょう。


左下肢の癖は、左股関節が内転・内旋、左足関節が回内していました。


この癖により、立っている時に、どんどん左下肢は捻れ、右下肢外側に重心が流れたようです。




その状態が続いたため、右下肢の緊張が限界を迎え、右腰が立っているだけでも痛くなってしまったのです。


つまり、この女性の右腰の痛みを解消するには、左下肢の癖を取り除くことが根本的改善になります。


痛めた右腰に問題があると勘違いしてしまうと、なかなか症状を改善させることは出来ません。




整体は、原因の見極めで8割決まります。


だからこそ、症状が何によって起きているのかを見極めることが大事なのです。



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