前編がまだの方はこちら↓
左腰から左膝にかけての痛みは、バーベルを持ち上げた際、右手の握力が強かったために、左よりも先に上がってしまい、左に重心が掛かってしまったからです。
そして、右首の痛みも、実はデッドリフトが関係していました。
改めて足の緊張を調べると、左足の踵と左足環趾MPに出ていた硬さは無くなり、右足の示趾と中趾の中足骨に硬さが出ていました。
※問題となっていた硬さが緩むと、足にもそれが反映されます。
右足の示趾と中趾の中足骨は、右前腕に当たる場所です。
と言うことは、右前腕の張りが右首に繋がったのかなと思いました。
右前腕を触診すると筋肉の張りが強く出ていました。
やはり間違いなさそうです。
右前腕の張りを緩めると、右首の張りもなくなりました。
この右前腕は、デッドリフトで硬くなったはずです。
つまり、右首と左腰から左膝に出たどちらの痛みも、デッドリフトが原因だったことになります。
ウェイトトレーニングは、左右の筋バランスが整っていないと、今回のように身体を痛めることになってしまいます。
実際、この男性に限らず、トレーニングで身体を痛める方が多いです。
重量を上げていくと、左右の筋力差が顕著に影響してしまうのです。
ウェイトトレーニングをするなら、左右の筋バランスを整えた上で行うことをお勧めします。
身体を鍛えるはずが、痛めてしまうことのないように注意しましょう。