初めは頭痛と首の痛みで受診されていたのですが、それが解消されると足が熱くなって寝られないと相談を受けました。
聞けば40年間も続いているとのこと!
えー、そんなにって思いますよね。
しかも出るのはくるぶしから先の右足だけ。
熱くなるのは夜に寝ようと横になってかららしく、そのせいで1〜2時間くらい寝付けないそうです。
確認をすると右足首が硬く、特に遠位脛腓関節に硬さが出ている。
恐らく捻挫したものと思われるが、何せ40年以上前のことで、本人はさっぱり覚えていない。
また、以前から長く歩くと右膝が痛くなったり、正座が出来ないとのこと。
仰臥位で右股関節90°屈曲、右膝90°屈曲で右足を内旋・外旋させると、外旋は出来るが内旋はほとんど出来ない。
これは、右股関節だけでなく、右脛腓関節の動きも影響しています。
それだけ動いていないことになります。
間接法で右脛腓関節をゆっくり動かしていくと、右膝関節内でバキバキッと音がして、右膝と右脛腓関節の可動が改善されました。
ほとんど出来なかった内旋の動きも30°くらいは出来るようになりました。
補足しておくと、僕はボキボキする手技はやりません。
関節をゆっくりと動かす手技なので、狙ってボキボキした訳ではないことを付け加えておきます。
この施術をした夜は、まだ熱くなったようです。
次に施術をした後、熱くならずに直ぐに寝付けたようなのですが、その次の時はまた熱くなってしまいました。
なにせ40年来の症状なので、もう少し時間がかかると想定しています。
どのくらいで解消できるかは、まだ分かりませんが、必ず良くなると信じています。
このように身体の症状であれば、まずご相談を頂きたいと思います。
出来ること、出来ないことありますが、大抵のことは施術で変化を出せるでしょう。
これは言っても仕方がないと諦めず、まずは相談してみることです。
原因を見極められれば、結果がついてくるのです。