咳が出て調子が悪そうだったので、変なウイルスもらっちゃったのかなと思っていました。
しかし、その男性の調子は一向に良くなりません。
病院に行っていないと仰ったので、まずは受診してくださいと伝え行ってもらった。
しかし、薬を飲んでも多少良くなった程度で、乾いた咳がまだ続いている。
この時点で、咳が出始めてから一週間が経っていました。
あまりに続くので、僕もいよいよおかしいなと感じました。
最初はウイルスにやられていると思ったのですが、別の理由がありそうだと感じたのです。
で、呼吸器系のトラブルが起きる場合、上部胸椎が硬くなっていることが往々にしてあるのですが、上部胸椎の動きは悪くない。
そうすると、別の理由があることになります。
可能性があるのは、胸郭が硬くなって呼吸に影響が出るケースです。
そう考えると、足かなってふと思ったのです。
そこで、最近靴を変えなかったか確認してみると、約一ヶ月前くらいに変えたとのこと。
これは時系列的にいよいよ怪しい。
そして、その靴を見せて頂いたところ、予想通りソールが柔らかく、ぐにゃりと曲がってしまったのです。
やり方としては、靴の踵を持ち、つま先を床に着けます。
そのままつま先方向に押し込みます。
この時、MP関節の所で曲がる分にはOK。
MP関節を越えて土踏まずの辺りで曲がるのはNG。
この男性の靴は、MP関節を越えて曲がってしまいました。
この男性は、ぐにゃりと曲がってしまう靴のせいで咳がずっと続いていたのです。
詳細は後編に続きます。